一振りにかける男・桧山進次郎選手応援ブログ - ひやまのま

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「勝負強さ」を考える

8月恒例の長期遠征、いわゆる『死のロード』に突入したタイガースですが、
ここまで12試合で7勝5敗。特に首位のスワローズに対しては5勝1敗と、
相性の良さを遺憾なく発揮して、ゲーム差もいよいよ4にまで縮めてきました。

ナゴヤドームであわやノーヒットノーランという快投を演じたエースの能見投手、
2ヶ月連続月間MVPというセ・リーグの外国人投手初の快挙を成し遂げたスタンリッジ、
左わき腹痛から復帰後、2勝1敗とさすがの安定感を見せている久保投手、
そして、チームのピンチを何度も救ってきた榎田君&球児のダブルストッパー。
彼ら投手陣の奮闘なくして、タイガースの浮上はあり得なかったと思います。
一方の打線も、少しずつ昨年の猛打のイメージがよみがえってきました。
昨日の試合、9回表にブラゼルやひーやんのタイムリーで5点を奪ったシーンは、
一度打ち出したら止まらない“ダイナマイト打線”の復活を思い起こさせましたよね。
…その裏の惨劇を思うと、取れるだけ取っておいて本当に良かったなぁと(笑)。

優勝争いが激しくなってくると、ここという場面での1本が出るか出ないか、
これが今以上に試合の勝敗を左右する大きな要素になります。
そのことを嫌というほど思い知ったのが、昨年のタイガースだったと思うんですよね。
だから今年こそは、ここ一番での『勝負強さ』を選手たちに見せて欲しい。
では、その『勝負強さ』はどう培われていくものなのか。少し考えてみようと思います。



先週の週刊ベースボールは『クラッチヒッター解体新書』というタイトルで、
打者の持つ『勝負強さ』とは一体何なのかを色々な角度から検証しています。
表紙の迫力に圧倒され思わず手に取ってみましたが、なかなか興味深い特集でした。
まずは、週ベが独自に定めたクラッチヒッターの定義から。

【クラッチヒッター(Clutch hitter)】
好機にめっぽう強く、活躍する打者のこと。Clutchには①「ぐいとつかむ」、「しっかりと握る」②「(人、関心などを)捕らえる」の意味があり、転じて野球界では「重圧のかかる局面で輝かしい働きをする打者」「勝負強い打者」をクラッチヒッターと呼ぶようになった。なお、クラッチヒット(Clutch hit)または単にクラッチ(Clutch)という場合はタイムリーヒット(適時打)を指す。クラッチヒッター度を表すものとして得点圏打率が挙げられるが、明確な基準は存在しない。また、成績は平凡であっても、優勝のかかるシーズン終盤や、ポストシーズン、日本シリーズなどの重大な局面で印象的な活躍をした選手がクラッチヒッターとしてファンの心に長く記憶される場合がある。


辞書は辞書でも、こういう野球用語専用の辞書なら喜んで読むのになぁ。
…と、まあそんな独り言はさておき(笑)。

得点圏打率というデータはあるものの、明確な基準は存在しないというところが、
クラッチヒッターの奥深さですね。打者の勝負強さは、数字で計れるものではないと。
同じタイムリーヒットでも、例えば10点リードしている場面で打つタイムリーと、
同点の場面で打つタイムリーでは、その試合における1本の価値が全く違います。
過去には『勝利打点(勝利したチームが最後に勝ち越した点)』が公式記録として
採用されていた時期もありましたが、勝利に効果的な打点は、試合の流れの中で
決まっていくもの。記録でひとまとめにしてしまうのは、少し面白味に欠けますよね。

タイガースでクラッチヒッターというと、僕は05年の今岡選手を思い出します。
147という打点ももちろん凄かったんですが、『ここで打ったら相手は困るだろうなぁ』
という場面で必ず打ってくれていた記憶があります。現在のタイガースでは、
右の代打として貴重な働きを見せているセッキーがクラッチヒッターの一人ですね。
特にセッキーの場合は、殊勲打以外にも勝利に貢献したつなぎのヒットや四球が多く、
ファンの記憶に残る選手の筆頭だと思います。“必死のパッチ”も定着していますしw
ちなみに、週ベ内の『ファンが選ぶ新旧クラッチヒッター』のアンケート企画では、
ひーやんが現役部門の6位ランクインしていました。ライオンズの中島選手や
ジャイアンツの阿部選手といった、各球団のレギュラーの選手たちの名前が並ぶ中、
代打で頑張るひーやんが上位にランクインされているのは、ファンとして嬉しいですね。

また、巻頭コラム『野球の風』では、80年代前半の西武ライオンズ黄金期を、
その勝負強いバッティングで支えた“必殺仕事人”大田卓司さんが取り上げられており、
こちらも興味深い内容だったので一部を抜粋して紹介します。

 今週号のクラッチヒッター特集の企画「OBアンケート」で大田氏に話を聞いたが、打席では二面性が顔をのぞかせていたという。不調に陥っても打席に入るのをいとわない。打撃が自らの生きがいと感じ、常に「絶対に打てる」という強気を胸に宿していた一方、「追い込まれたら打てない」という強迫観念にとらわれ、弱気に心を支配されていたそうだ。ゆえに、早いカウントから積極的に仕掛ける好球必打が打撃スタイルとなり、結果的にそれがチャンスでの強さにつながっていった。
 広島で抑えを務め、炎のストッパーと呼ばれた津田恒美は「弱気は最大の敵」を座右の銘としていたが、それも自らの気の弱さを痛いほど分かっていたからこそ、だ。大田も弱気の部分があることをしっかりと認知し、それをプラスに転化させた。強気と弱気がバランスよく同居していたことが、大田を“必殺仕事人”たらしめたのだろう。


強気と弱気のバランス。大田さんの『勝負強さ』は、生まれ持っていたものではなく、
自らの心の弱さと向き合うことで培ってきたものだったんですね。
思えば、ひーやんも以前放送された虎バンの中で同じようなことを言っていました。
『打席には一人だけしかいない』 『打席に立った選手が自分で克服するしかない』
背伸びをせずに、今、自分が出来ることは何かということを考え抜いた末に、
ひーやんも代打で初球から積極的に打ちに行く打撃スタイルを確立しました。


戦いの中で培ってきた『勝負強さ』をグラウンドで出し切るベテランの姿に、頼もしさを感じます。

考え抜いて結果を残して身についた『勝負強さ』を持つ選手ほど、
チームにとって心強いものはありません。優勝争いが佳境を迎えるこれからの季節、
代打で3割近くの打率を残しているひーやんへの期待はますます大きくなるでしょうし、
あの大歓声にひと振りで応えてくれるシーンを、もっともっと見たいものですね。

タイガース全体のことを言うと、確かに若い野手が少なく、
勢いという点では他球団に劣るかもしれません。しかしその分、経験があります。
それぞれの経験から培われた『勝負強さ』を選手たちは確実に持っているはずです。

アニキの気迫、セッキーの集中力、トリの堅実さ、ひーやんの積極性。
これらは全て、選手たちがこれまでの戦いの中で身につけてきた『勝負強さ』です。
そして、彼らの姿を見た若い選手たちが、また新しい『勝負強さ』を自ら身につけていく。
数字では計れない奥深さがあるからこそ、誰もがクラッチヒッターになる可能性を
秘めているんですね。もちろん、生まれ持った能力という面もあるでしょうが、
『誰もが』という可能性を信じることで、プロ野球が今まで以上に魅力的なものに
感じられると思いました。タイガースは明日から、京セラドームでカープとの3連戦。
両チームのクラッチヒッターに注目しつつ、18日は僕も久々の参戦予定です。楽しみ!


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| | 2011/08/17 18:53 | |















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